会津漆器の歴史文化理解 若松二中で講座、まちなかアートプレ企画

会津漆器を紹介する井波教授(左)
会津若松市内をアートで彩るイベント「あいづまちなかアートプロジェクト」の実行委は4日、同市の若松二中で漆の出前講座を開いた。生徒らが400年以上の歴史がある会津漆器の歴史や文化に理解を深めた。
10月1日~11月3日に開かれるイベントのプレ企画として開催した。
1年生93人が参加。会津大短期大学部の井波純教授が講師を務め、漆の採取方法について「漆の木を12年以上育て、樹液である漆が取れるのは木1本から約180ミリリットルのみ。このため大変貴重だ」と説明した。
また漆の歴史について「かつて欧州ではその美しさから漆の工芸品を『ジャパン』と呼ぶほど人気を博した」と解説した。このほか、会津漆器を支える「木地師」「塗師」などの職人や道具も紹介した。生徒らは真剣な表情でメモを取っていた。
- 国重文「旧亀岡家住宅」維持に、伊達市へ1千万円 施主ひ孫寄付
- FSG高等部 まんが甲子園ダブル受賞、5人が作業連携...実結ぶ
- 飯舘と渋谷の懸け橋 絆育む「果樹園」、村移住のまでい大使整備
- 玉ノ井部屋力士 頑張れ、相馬市後援会、親方に特産品やコメ贈る
- 「フラガールズ甲子園」に支援の輪 いわき、商品提供や寄付金
- 本年度で閉校...湯本中の思い出次々、天栄 卒業生や先生語り合う
- 喜多方で28日に民友杯将棋大会 21日まで参加の小中学生募集
- 「想像を超える価値生み出す」 創業50周年のアルス、事業拡大へ
- しおり持参で記念スプーン贈呈 福島・富岡、町外の書店で配布
- 動画で活躍...ムギタローさん よく分かる経済本出版、福島市出身