健康に配慮...避難所弁当、福島の業界団体 一般と高齢者向け開発

 
一般向け弁当(左)と高齢者向け弁当

 災害時の避難者への食事面のケアを図るため、福島市と災害時に食料物資の供給の協定を結んでいる「福島市弁当惣菜(そうざい)協会」は、健康に配慮した弁当を開発した。6日、市役所で弁当の試食会が開かれ、木幡浩市長ら市幹部が試食して感想を伝えた。

 市によると、避難生活が長引くと被災者の心身に負担がかかるため、体調管理の上でも食事は重要視される。2019年の東日本台風の際に避難所で出した弁当に、揚げ物が多いといった意見が寄せられ、栄養バランスの良い弁当の提供が課題だったという。

 弁当は一般向けと高齢者向けの2種類。1食で1日に必要な野菜の3分の1以上を摂取でき、飽きのこない献立にする。一般向けは揚げ物と野菜が入っていて食べ応えを重視した。高齢者向けは塩分やカロリーを控えめとし、食材を細かく切るなど食べやすくした。

 高橋光彦会長(信濃屋社長)や渡辺彰範副会長(大亀楼社長)は「楽しみになるような弁当を提供したい」と話した。試食した木幡市長らは「希望に沿って弁当を選べたり、飽きない工夫をしたりして、良い食事を提供しよう」と語った。