須賀川の農業資源活用へ 市とホテルが協定、宿泊企画や地産地消

協定書を交わす橋本市長と下嶋社長(左)
須賀川市は6日、ホテル・レストランの経営企画を手がけるミナシア(東京都)と地産地消や農業振興に関する連携協定を結んだ。同社が経営する「ホテルウィングインターナショナル」(須賀川市)で農業体験を盛り込んだ宿泊プランを企画するなど、同市の農業資源を生かした取り組みを展開する。
同社が1号店として同ホテルを経営してきた縁で協定を結んだ。農業体験付きの宿泊プランは9月ごろに予定しており、市農業公社が管理する遊休農地で宿泊客がニンニク栽培を体験する。市内で就農を考える県外の人向けに、住居が見つかるまでの間、ホテルの客室を割引料金で提供する。
ホテルのレストランでは、市農業公社の加工品をメニューに取り入れ、地産地消を推進する。市産品の販路拡大に向けては、同社が展開する全国のホテル39店舗で市産農産物や加工品を販売するほか、交流サイト(SNS)などで地場産品の情報を発信する。
橋本克也市長と下嶋一義社長が6日、市役所で協定書を取り交わした。橋本市長は「農産物の販路拡大のため、互いの持つ資源を活用したい」と語り、下嶋社長は「地域課題の解決に向けて取り組みたい」と意欲を示した。
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