防災イラスト役立てて、福島のico.さんサイト開設...無料活用

 
東日本台風の被災体験漫画の一部

 防災をテーマにしたイラストや漫画を描く福島市在住のイラストレーターico.(いこ、本名・物江麻衣子)さん(36)は、作品をまとめたインターネットサイト「防災ポートフォリオ」を開設した。被災時に想定される危険やアドバイスをイラストで紹介する「防災シミュレーション もしもすごろく」や、自身の被災体験を描いた4こま漫画などを無料でダウンロードでき、防災教育などに活用できる。

 ico.さんは東日本大震災の津波で宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区の実家が流され、避難生活を経験。東日本台風(台風19号)では、河川の氾濫で福島市の自宅が濁流にのみ込まれた。普段は百貨店や化粧品メーカーの広告などのイラストを手がけるが、2度の被災を経験し、自身の体験と、そこから得た教訓をコミカルなイラストや漫画で発信し始めた。

 福島市で5月に開催した防災イラスト展をきっかけに、多くの来場者から「防災教育に作品を活用したい」との要望があり、作品を自由に利用できるサイトを作った。サイトでは「もしもすごろく」地震編、風水害編、東日本台風の被災体験漫画などを公開。今後も随時作品を掲載する予定で、「こんなイラストを描いてほしい」といったリクエストも受けるという。

 ico.さんは「災害で悲しむ人が一人でも減らせるよう、防災力の向上に役立ててもらえれば」と話している。サイトのアドレスはhttps://bousai.themedia.jp

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