小林研一郎さん「できる限りの指揮を」 10月古里いわきで読響公演

 
特別演奏会への意気込みなどを語る小林さん

 いわき市出身の世界的指揮者小林研一郎さんは14日、報道陣の取材に応じ、10月10日に同市で開かれる読売日本交響楽団(読響)の創立60周年記念いわき特別演奏会に向け「演奏会に来てくれることでモチベーションが上がる。できる限り(の指揮)を尽くす」と意気込みを語った。

 演奏会はいわき芸術文化交流館アリオスで開かれる。指揮は小林さん、ピアノは幅広い世代から注目を集める角野隼斗さんが務める。チャイコフスキーの交響曲第5番と、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏する予定だ。

 小林さんは演奏会について「少しだけ聴衆の皆さんに語りかけたいと思う」と述べ、「10歳の時に音楽に憧れて、母親に五線紙を作ってもらい、やっているうちに曲が書けるようになったなどの話をしたい。小さな積み重ねが今をつくってくれた」と幼少期の思い出などを語った。

 いわき市を表敬

 小林さんは14日、いわき市役所を訪れ、内田広之市長と懇談した。内田市長は「今後、さまざまな機会で小林さんの経験などを市民に伝えてほしい」と話し、小林さんは「できる限り力になりたい」と応じた。

 また、小林さんは東日本大震災後、チャリティーコンサートで浄財を集めて楽器を市内の小中学校に寄贈したことに触れ「今後もそういったことができればと思う」と述べた。