工業用の不要毛糸...手芸用エコ商品に転換、二本松商議所女性会

 
残糸の巻き直しなどで商品化に取り組んだ会員ら

 二本松商工会議所女性会は、二本松市内のニット製品メーカーで不要になった工業用の毛糸(残糸)を再利用し、手芸愛好者向けのエコ商品に転換する事業を始める。観光用ポスターでのエコバッグ製作などに加え、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを強化する。

 2020年度にエコ委員会を設置してエコバッグの製作や、廃棄される菊花を活用して店頭などを彩る「にほんまつ菊手水」に取り組んできた。

 残糸の再利用は、加藤良子副会長が主宰する手織り教室で残糸を活用していることから企画。工業用毛糸は専用器具にきつく巻き付けられ、愛好者には扱いづらいため、一般的な手芸用品と同じように1個約1・6メートルの束に巻き直して商品化する。糸は菅野繊維から提供を受ける。

 昨年度に同教室のイベントで試験的に販売し、好評を得たという。本年度は本格実施を視野に入れて二本松婦人会と連携、10~11月に同市の県立霞ケ城公園で開かれる二本松の菊人形で販売するよう検討している。販売は6個入り500円を予定している。

 8日には同商議所で、鈴木美砂子会長、下山光江エコ委員長ら会員約15人が糸の巻き直しと袋詰めの作業を行った。販売する際に商品を入れるための観光ポスターのエコバッグ製作にも取り組んだ。