女性活躍推進へ 福島の石山社長、国際会議有識者会合メンバーに

 
地方から初めて国際女性会議の有識者会合メンバーに選ばれ意気込む石山さん

 政府が12月に東京都内で開く国際女性会議「WAW!(ワウ!)2022」の実施内容などを提言する有識者会合のメンバーに、福島市の会社社長、石山純恵(すみえ)さん(59)が選ばれた。地方からの選出は初めてで、石山さんは「震災などでの自分の体験や現場での行動から得た考えを述べ、提言につなげるのが私の役割。今後は県内の女性活躍推進加速化のために、県内版の女性会議も開きたい」と意気込む。

 国際女性会議は、ジェンダー平等と女性活躍推進に向けて2014年に始まり、今回が6度目。世界100カ国以上から女性閣僚や女性経済人らが招かれる。一般傍聴もできる。有識者会合は森雅子首相補佐官の主催で、メンバー8人が9月をめどに会議のテーマや実施内容などを提言する。

 石山さんは2008年に人材育成や学童保育、翻訳などを行う会社「クリフ」を起業。女性雇用や女性支援の取り組みが評価され、2013年に全国商工会議所女性会連合会の女性起業家大賞最優秀賞を受けた。

 今回の会議では、災害や戦争と女性との関わりについての分科会設置も想定されており、初回の有識者会合では石山さんに意見が求められることも多かったという。

 本県など地方の女性活躍について、「国は女性を引き上げる制度を作り、大企業も準じているが、地方は追い付いていない」と感じている。女性経営者の少なさも実感していて「地方でできるのは、まず女性を企業の中で引き上げて育てること。その人たちを軸にしていくことが大事」と、対策を指摘する。

 地方への波及を狙い、国際女性会議の報告も兼ねた初の県内版女性会議を開くことを検討している。「必要なのは、女性がもう一歩踏み出すこと。国際女性会議などに積極的に参加して刺激を受け、『私もできる、やってみよう』と感じる女性が増えてほしい。ステップアップをためらう女性に直接届く声をかけ、背中を押していきたい。それが私の役目です」