只見線開通へ機運UP 小6生...自転車で36駅180キロ走破の旅へ

 
JR只見線の盛り上げに一役買おうと自転車による全駅制覇に挑む角田さん

 10月1日に全線再開通を控えるJR只見線を盛り上げようと、只見町の角田(つのだ)杏(あん)さん(11)=明和小6年=が30、31の両日、同線の36駅を自転車で巡る全駅制覇に挑戦する。

 角田さんはこれまで、只見線の学習や列車内でファッションショーを開いたイベントを通じて同線の魅力に触れてきた。全線再開通日の決定を知り、趣味の一つにするサイクリングで只見線の全ての駅を訪れる計画を思い付いたという。

 町地域創生課に勤務する父祐介さん(42)と一部区間を走った経験はあるが、今回挑戦する総距離約180キロの行程は初めての試みだ。本番が近づく中、角田さんは体力づくりのために毎朝のランニングに励んでおり、旅の道中で出会った人へのインタビューや写真撮影も考えている。

 只見線の線路や鉄橋が流失するなど、地域に大きな被害をもたらした2011(平成23)年7月27~30日の新潟・福島豪雨から今月で丸11年となる。当時、生まれたばかりだった角田さんは、学校の授業や家族、地域住民の話から被害状況と被災者の苦労を学んできた。だからこそ、只見線の全線再開通に胸が高鳴る。「只見線の復旧は地域に元気をくれる。再開通後はたくさんの観光客でにぎわってほしい」と笑顔を見せた。

 角田さんは30日午前4時30分に小出駅(新潟県魚沼市)へ向けて自宅を出発。小出駅から列車に乗って只見駅に戻り、同駅から会津川口駅を目指す。会津川口駅には午後6時ごろの到着を見込む。31日は同駅を午前5時30分にスタートし、ゴールの会津若松駅には午後2時ごろに到着する予定だ。祐介さんも同行する。