猪苗代湖水質改善へ「新兵器」 ヒシ刈り取り船試運転、県が導入

 
県が導入したヒシを刈り取り、回収する「刈り取り船」

 猪苗代湖の水質改善に向けて県は28日、水質悪化の一因とされるヒシの刈り取りを行う「刈り取り船」の稼働を始めた。独自に導入するのは初めてで、ヒシが生い茂る9月末ごろまで作業を進める予定。

 船の前方についた刃で、ヒシの茎を切断して回収する。湖に大量に発生するヒシは枯れると腐敗して湖底にたまり、水質悪化につながるとされる。

 船は水生植物の回収強化を図る目的で、4400万円で導入。全長9・7メートル、幅4・8メートル、重量4・4トン。船名は、猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境保全対策推進協議会による水環境保全のイメージキャラクターにちなみ「水恋(すいれん)と湖春(こはる)号」とした。

 稼働初日は猪苗代町堅田の猪苗代湖北岸に関係者が集まり、船を着岸して試験運転を行った。県水・大気環境課の小池由浩課長は「水草回収の取り組みを一層強化し、湖の水質改善につなげたい」と話した。