猪苗代町非公認大怪獣の特撮映像製作 「母心」の関あつしさん

 
特撮映像のテーマ曲「イナワシロン・マーチ」の収録に臨む関さん(左)と子どもたち

 漫才コンビ「母心」の関あつしさん(43)は、オリジナル怪獣のソフトビニール(ソフビ)人形「猪苗代町非公認大怪獣イナワシロン」の特撮映像の製作に励んでいる。企画から撮影までを手がける関さんは「福島の子どもたちに特撮文化を伝えていきたい」と意気込む。

 イナワシロンは、猪苗代町の中ノ沢温泉にある磐梯西村屋旅館代表の西村保成さんと同町の元地域おこし協力隊の国分健一郎さんが地域の魅力を発信しようと発案。同旅館などで販売している。

 「特撮映像から人形が生まれるパターンはよくあるが、その逆があってもいいんじゃないか」。関さんはテレビのリポーターとして同旅館を訪れた際に愛くるしい姿のイナワシロンに魅了され、特撮映像の製作を思い付いたという。

 製作している映像は、15分程度の本編と1時間程度のメーキング映像の2本。イナワシロンのデザインを手がけ、ソフビの製造・販売を行っているアマプロ(名古屋市)の喜井竜児さんを中心に有志メンバー約15人が集まり、5~7月に同温泉などで撮影した。今月末の完成を目指し、編集作業中という。

 7月下旬には関さんが郡山市の柴宮幼稚園とあけぼの幼稚園を訪れ、ロックバンド「音速ライン」の藤井敬之さんが作曲したテーマ曲「イナワシロン・マーチ」を収録した。関さんは「子どもたちに手作り作品の良さを感じてもらいたい」と話した。映像は完成後、地域のイベントや幼稚園などでの公開を予定している。