林業身近に...女性活躍 アカデミーふくしま研修生・池田さん奮闘

 
チェーンソーを手に伐採作業などに取り組んだ池田さん

 林業に関する知識と技術の習得を目指す「林業アカデミーふくしま」研修生の池田結さん(25)は7月下旬、いわき市で市森林組合のインターンシップに参加した。池田さんは本年度から始まった長期研修に取り組む唯一の女性研修生。同市田人町の山林で立ち木の伐採作業などを体験し、爽やかな汗を流した。

 インテリア雑貨販売から転身 

 インターンシップは3日間行われ、チェーンソーで木を倒す方向に「受け口」という切り込みを入れる作業などを体験した。「刃先が見えづらく、切り込みを合わせるのに苦労した」と池田さん。無事に高さ約25メートルのスギの木を切り倒した。

 池田さんは4月、県林業研究センターが設けた同アカデミーに1期生として入校した。西郷村出身で、白河実高卒業後に会津大短期大学部に進学し、建築を学んだ。卒業後は小売業に就職。インテリア雑貨の販売を担当していたが、売れ残った商品を廃棄することに違和感を抱き「価格が高くても買ってもらえる、意味のある物を作りたい」と思うようになったという。

 勤めていた会社を2020年3月に退職。以前から建築部材となる木材を扱う林業に興味があり、同アカデミーへの入校を決めた。

 同アカデミーでは座学のほか、チェーンソーなどの機材の扱い方や、重機の運転に必要な免許取得に向けた勉強をしている。研修後の就職を見据え、前職で勤務経験のある同市をインターンシップの場に選んだ。

 今後は研修を続け、建築の知識や小売業の経験などを生かしながら、林業の道に進んでいく。「男社会というイメージがあるかもしれないが、女性もできる。幅広く林業に関わっていきたい」と瞳を輝かせ、少しでも多くの人に林業を身近に感じてもらうことを目標に掲げた。