飯舘と渋谷の懸け橋 絆育む「果樹園」、村移住のまでい大使整備

 
果樹園をオープンさせた塚越さん(前列左)と記念植樹した子どもたち

 飯舘村までい大使の造園業塚越栄光さん(47)が12日、同村草野地区に「渋谷フラワープロジェクト飯舘果樹園」を開園した。2020年に東京都から村に移住した塚越さんは「果樹園の存在を多くの人に知ってもらい、村に足を運ぶきっかけになるような場所に育てていきたい」と思いを語った。

 塚越さんが所属する渋谷公園通商店街振興組合(東京都)は東日本大震災以降、福島、宮城、岩手の被災3県の各地に花苗を贈る活動を展開。村で育てた花を同商店街の花壇に植える活動も続けている。塚越さんは「飯舘と渋谷の住民の絆を一層強いものにし、交流人口の拡大につなげたい」と開園の経緯を話す。

 果樹園は村民から譲り受けた約5アールの用地に整備。リンゴの苗木30本、サクランボの苗木10本を植えた。初日は塚越さんと同村のまでいの里のこども園の園児らがリンゴの苗木を記念植樹した。

 手入れや収穫体験を通じた住民の交流活動を計画しており、塚越さんは「村のにぎわい創出につながる果樹園となるよう両地域のつながりを大切にしながら今後の取り組みに力を入れたい」と意気込んでいる。