FSG高等部 まんが甲子園ダブル受賞、5人が作業連携...実結ぶ

 
作品を手にまんが甲子園でのダブル受賞を喜ぶ生徒たち

 高知市で7月に行われた第31回全国高校漫画選手権大会(まんが甲子園)で、郡山市の国際アート&デザイン大学校高等課程(FSG高等部)は、高知県高校文化連盟会長賞とebookjapan賞をダブル受賞した。同校によると、本県の学校が入賞するのは10年ぶり2度目。生徒たちは「入賞できて感動した」と喜んでいる。

 FSG高等部のまんが甲子園出場は2年連続4度目。いずれも3年でキャプテンの後藤久美子さんと鈴木結貴野(ゆきの)さん、矢内千穂さん、桜井美輔(みほ)さん、小松紗耶さんの5人が出場した。

 大会には国内外から179校が出場。1校3~5人のチームをつくり、B2サイズの紙に5時間半で作品を仕上げた。「影」をテーマに1次競技を行い、勝ち抜いた15校と、敗者復活戦を通過した5校の計20校が決勝で「やさしい世界」の題で作品を描いた。

 FSG高等部の5人は1次競技で、お笑い芸人が舞台に登場する場面を制作。芸人の影にノートやスケッチブックを重ね、舞台に立つまでの陰の努力を表現した。決勝の作品はこわもての"世紀末"なキャラが子どもやお年寄りの手助けをするイラストで、ギャップの面白さを引き立てた。

 5人は下絵や背景といった作業分担を決めて本番に臨み、1次競技で最も優れた作品に贈られるebookjapan賞を受賞するなど2作品とも高評価を受けた。後藤さんは「優勝を狙っていたので完璧とはいかなかったが、入賞できて良かった」と振り返った。

 大会では、大手出版社の編集者が見どころのある高校生に声をかける「スカウトマンシップ」も行われ、矢内さんは最多の5社から名前を呼ばれた。矢内さんは「テレビの大道具の仕事が夢だったが、漫画の分野でも頑張ってみたい」と夢を膨らませた。