会津若松市に酒器「献上」 伊万里鍋島焼協同組合、姫の嫁ぎ先縁

 
室井市長に酒器を手渡す畑石代表理事(中央)。左は深浦市長

 磁器の産地として知られる佐賀県伊万里市の窯元でつくる伊万里鍋島焼協同組合は23日、江戸時代に将軍家などへの献上品として作られていた高品位の焼き物「鍋島」の酒器を会津若松市に「献上」した。

 同組合は11月に伊万里市で開く「鍋島藩窯秋まつり」の一環として1989年から毎年、城がある自治体に鍋島を贈っている。東北の自治体に贈るのは初めて。組合によると、鍋島藩の姫が会津藩に嫁いだ縁で、鶴ケ城のある会津若松市を献上先に選んだという。

 市役所で行われた献上の儀では、組合の畑石真二代表理事が「謹んで献上します」と口上を述べ、室井照平市長に酒器を手渡した。伊万里市の深浦弘信市長が立ち会った。

 献上された酒器は「色絵桜樹文立葵瓶子(いろえおうじゅもんたちあおいへいし)」。会津若松市の花タチアオイや、鶴ケ城に多くある桜が描かれている。

 市は献上品を市役所内に展示する。