川内、景観整え魅力創出 「住んで歩きたくなるまち」目指す

 
景観づくり事業を進める川内村の町分地区

 川内村は、上川内の中心地域である「町分(まちわけ)地区」を魅力ある村として再生する景観づくり事業を進めている。昨年3月に策定した景観ガイドラインを基に、住民が「住んで歩きたくなるまち」を目指していく。

 町分地区はかつて飲食店や多様な店が並んでおり、にぎわい創出の場となっていた。地区は山に囲まれ、中心部を美しい木戸川が流れる。「かえるの詩人」として知られる草野心平(いわき市出身)の別荘だった天山文庫など歴史的な建造物も存在する。

 村は、町分地区の美しい景観や豊富な自然資源を住民と共に残していこうと、2020年6月に同地区の住民を対象にアンケートを実施。「大切な風景」「好きな場所」などの項目を設け、寄せられた意見を基にガイドラインを策定した。

 ガイドラインは、「まち並み編」と「公共施設編」の2種類を作成。まち並み編では今後建設する建物について、景観に合う落ち着いた色合いの屋根や外壁を推奨することが示されている。公共施設編では車の速度抑制を目的に、国道399号の車道と歩道の色分けなどが盛り込まれた。村担当者は「村の歴史を継承し、住民と住みやすい村をつくっていきたい」と話した。