ここにも芸術...納豆パックに切り絵、郡山の90歳女性 初の個展

 
納豆のふたを使ったアートの数々と、制作した佐藤さん

 郡山市大槻町の佐藤ミヨリさん(90)は、納豆のパックのふたに、チラシや包装紙を細かく切った紙を貼って作った切り絵アートの制作を楽しんでいる。初の個展が15日まで、同市逢瀬町の古民家カフェギャラリー芋銭で開かれており、来場者が精緻な作品に感心しながら見入っている。

 佐藤さんが切り絵を始めたのは5年ほど前。朝食で食べた納豆の容器や、新聞のチラシなどをただ捨てるのはもったいないと感じ、「再活用して楽しむことはできないだろうか」と考えたのがきっかけだった。チラシの色や模様を生かした切り絵アートを作ってみようと思い付いたという。

 小さな納豆のふたに合うよう、チラシを花や建物などの形に切り取り、のりで貼り付けていくという繊細な工程で、これまでに100点以上を制作。周囲の勧めもあり、初めての個展開催に踏み切った。

 会場には山野草などの植物、JR只見線や喜多方市の長床などの風景をモチーフにした作品が並んだ。佐藤さんは「作品を作ることは頭の体操にもなるし、何より完成したときがうれしい」と話し、さらなる制作意欲を燃やしている。

 時間は午前11時~午後3時(最終日は同2時)。木曜日定休。

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写真=納豆パックに描いた精緻な切り絵作品