人気沸騰「手相刑事」 福島県警退職後開業、江幡さん著書も出版

 
著書をPRする江幡さん。「手相は人生の道しるべ」と話す

 郡山市の手相家江幡龍さん(62)は県警で警察官を34年務めた後、手相家に転じた異色の経歴で注目を集めている。刑事や鑑識に長年身を置いていたことから付いた呼び名は"手相刑事(でか)"。著書「手相刑事の鑑定術」が徳間書店から出版され「手相の良さを広めたい」と話している。

 江幡さんは須賀川市出身。亜細亜大在学中に手相の面白さにのめり込み、一時はプロになろうと考えたが断念。警察官になり、主に刑事・鑑識畑を歩んで2017(平成29)年に須賀川署刑事課鑑識係長で退職した。

 一度は夢を諦めた江幡さんだったが、警察官時代の経験が背中を押した。刑事事件で容疑者から採取する「被疑者指紋」や被害者などの「関係者指紋」でも手相が見られることを知り、手相と人物の相関関係を独自に研究。仕事を通じて約1万人の手相を見ることで「成功者と悪人の手相の違いは」といった見立てができるようになった。

 退職後しばらくは趣味で手相を見ていたが、知人の勧めもあり19年にプロとして開業。すると、徐々に口コミで評判となり、インスタグラムのフォロワー数が5000人を超えるなど人気に。現在は予約制で1日3人ほどの手相を見ているが、1、2週間待ちの状況だという。

 今回の著書は全256ページで、手相のイラストを交えながら「手相でわかる二人の相性」「手相でダメ男を見抜く」といった内容を紹介している。初版は3500冊で、全国の書店で販売している。1760円。

 江幡さんは「手相は人生の道しるべ。自分の手相の良さを知り、自信と勇気を手に入れてほしい」と話す。