古本文化を継承...会津活性化へ 古書店集い26日から若松で販売

 
ブックフェアに向けて準備を進める店主ら

 会津の古書店などが集まり古本を販売するイベント「会津ブックフェア」が26日~12月4日、会津若松市の神明通りにある元書店の空き店舗を活用して開かれる。参加店でつくる実行委員会によると、複数の古書店が協力したイベントの開催は会津で初めて。店主らは「古本文化を継承し、会津の活性化にもつなげたい」とし、同市の中心部の盛り上げにも一役買おうと意気込んでいる。

 イベントを発案した古書会津野(会津美里町)店主の長谷川洋一さん(53)によると、戊辰戦争以降に大火がない会津は、貴重な古い書物が多く残る。一方、古書店を含めた書店が年々減少していることから、古本文化を地域に還元し、本に触れる場所や機会をつくろうと企画した。空き店舗の利活用を探る神明通り商店街に相談し、かつて「荒井書店」だった場所での開催が決まった。

 イベントには古書店6店、出版社2社が出店。各店が本を持ち寄り、文庫本や単行本のほか絵本、漫画を含む多様な古書など約1万冊が並ぶ。時間は午前10時~午後6時で、期間中はトークショーなども企画されている。

 長谷川さんは「古書店には、地域に眠っていた本が自然と集まってくる。それをまた地域の新たな世代に還元することがわれわれの役目。イベントは今回だけで終わらせずに2回目、3回目とつなげていきたい」と意欲を語る。問い合わせは事務局の古書会津野(電話0242・55・1020)へ。

 出店する古書店、出版社次の通り。

 ぼちぼち堂(会津若松市)こころ堂(同)古書会津野(会津美里町)たもかく本の街(只見町)山内書店(会津坂下町)古書てんとうふ(郡山市)歴史春秋出版(会津若松市)奥会津書房(三島町)