福島県警「オオタニショウヘイ」さん 剣道界で輝き、全日本5位

 
県警勢として34年ぶりの準々決勝進出を果たした大谷さん

 県警の「オオタニショウヘイ」が剣道国内最高峰の舞台で輝きを放った。3日に東京都内で開かれた第70回全日本剣道選手権大会で5位入賞し、優秀選手賞を受けた県警機動隊巡査長の大谷昇平さん(32)は8日、児嶋洋平本部長に大会結果を報告、本部長表彰を受けた。県警勢の準々決勝進出は1988(昭和63)年の武藤士津夫さん(県警名誉師範、教士7段)以来34年ぶり。大谷さんは「素晴らしい舞台で戦えたことが誇り」と胸を張った。

 大谷さんはいわき市出身。小学1年で剣道を始め、高校、大学は県外に進学。大学卒業後は地元で働きたいと2014年に県警に採用された。16年に機動隊に配属され、術科特別訓練員として研さんを積んでいる。

 年齢を重ねるにつれてけがが増えたが、一瞬のスピードを磨いて県大会を制し、3年ぶり2度目の出場を勝ち取って挑んだ全国の舞台。「いつもより体が動いていた」という大谷さんは、「先を見ずに一試合一試合に集中した」と得意な小手に加え、面が決まるなど3勝し、入賞を果たした。

 米大リーグで二刀流として活躍する大谷翔平選手と同姓同名で、剣道界では話題になっている。大谷さんは「名前を覚えてもらえるのはうれしい。家族もいるので、私は『剣道』と『家族サービス』の二刀流かな」と笑う。「警察官は強い人じゃないといけない。剣道を通して人間性などを鍛えていきたい」と大谷さん。「来年もこの(全国の)舞台に立てるように稽古していきたい」と一層の活躍を誓う。

 大谷さんに本部長表彰を手渡した児嶋本部長は「厳しい勝負の中でしか分からないこつや教訓があると思う。仲間と共有して全員でさらなる高みを目指してほしい」とエールを送った。