飯舘産木材でオオカミ「一刀彫」 芸術家4人、村産業復興後押し

 
写真上=山津見神社に奉納されたオオカミの木彫り像、写真下=杉岡村長(右から3人目)に木彫り像をお披露目した作山さん(同4人目)ら

 芸術活動を通じて復興支援に取り組む団体「team OOKAMI(チームオオカミ)」が、飯舘村での活動に乗り出した。第1弾として、村産木材を使ったオオカミの木彫り像を10日、オオカミ信仰で知られる同村の山津見神社に奉納した。代表の作山雄彦さん(63)は「村の復興状況や魅力を知ってもらうきっかけをつくっていきたい」と話した。

 チームオオカミは今夏、作山さんが中心となり、活動に賛同した芸術家ら4人で結成した。木彫り像は三重県の一刀彫りの職人がミズキの木を使って制作。台座を含めた高さは約20センチあり、雄と雌の2体の像が奉納された。今後はオオカミをモチーフにしたグッズの開発や販売も予定しており、村の産業振興の観点からも復興を後押しする計画だ。

 奉納に先立ち、作山さんらチームオオカミのメンバーは9日、村役場を訪れ、杉岡誠村長に木彫り像をお披露目した。杉岡村長は「村が復興した後の未来が楽しくなるような皆さんの芸術活動に期待したい」と激励した。作山さんは「アートをキーワードに、村の復興につながる活動を積極的に展開していく。村民も関われるような活動も考えていきたい」と意欲を見せた。