母の肉巻きエビフライ...いわき名物に、食品会社の兄妹が開発中

 
母のエビフライの商品化について語る小野塚社長(左)と村田専務

 いわき市の食品加工会社「おのづか食品」の小野塚大社長(52)と村田和美専務(50)のきょうだいは、母の肉巻きエビフライの味を多くの人に食べてもらおうと新商品を開発している。小野塚社長は「いわきの新しい名物にしたい」と12月31日までクラウドファンディングで開発費や販路開拓資金の支援を募っている。

 同社は主にホテル、旅館に業務用の加工食品を卸していたが、震災の影響で売り上げが激減。新たな販路開拓の成果で徐々に回復していたが、新型コロナウイルス禍で再び苦境に立たされている。その中で、小野塚さんと村田さんが一般家庭向けの商品を開発しようと思い立ったのが、子どもの頃に母が特別な日に作ってくれたエビフライだった。

 エビフライは、大きなエビに豚バラ肉を巻いて油で揚げた食べ応えがある一品。同社では、大ぶりのブラックタイガーのエビに国産肉を使った商品を開発予定という。エビ本来の味を楽しんでもらうため、衣を必要以上にまとわせない「大人のエビフライ」のブランド名で、肉を巻いた商品(5本で税別2千円)とエビのみの商品(同1500円)を用意し、来年2月ごろから通販や自動販売機で販売を開始する考え。

 資金は「クラウドファンディング磐城国」で募っている。目標金額は50万円。返礼品には完成した商品のコースなどを用意する。問い合わせは同社(電話0246・43・2321)へ。