「鳴き砂」のある環境守る いわきでサミット、9海岸で存在確認

 
鳴き砂に関する調査結果を発表した桶田理事長

 きれいな砂浜の指標とされる鳴き砂の保全について広く発信する「2022全国鳴き砂サミットinいわき」が13日、いわき市で開かれた。保全活動団体の会員らが、鳴き砂の調査や保全に向けた取り組みを発表した。

 全国鳴砂ネットワークの主催、NPO法人いわき鳴き砂を守る会の共催。同市での開催は3回目で、約60人が参加した。

 参加した3団体が活動報告を行った。このうち、いわき鳴き砂を守る会の桶田隆司理事長は「あれから10年、いわきの鳴き砂」と題し、東日本大震災で被災した防潮堤の整備工事が完了した同市の海岸で鳴き砂の分布や、砂の汚れ具合などを調べた結果を報告した。桶田理事長は「震災後、波に洗われて砂のきれいさが戻ってきている」と指摘し、市内16海岸のうち9海岸で鳴き砂が確認されたと説明した。

 東北大の原口強特任教授が「津波と鳴き砂」をテーマに基調講演した。鳴き砂の研究に取り組む福島高専の学生4人が「恵まれた地域資源『鳴き砂』のある環境を守り、環境に優しい地域づくりを目指す」とした宣言文を読み上げた。