万世大路「大滝集落」跡を知る 福島、保存会が勉強会と環境整備

 
大滝集落の歴史などを学んだ参加者

 福島市と山形県米沢市を結ぶため明治初期に整備された旧道「万世大路」の保存活動に取り組む「二ツ小屋隧道(ずいどう)保存会」(福島市)は12日、同市飯坂町中野にある万世大路の旧宿場「大滝集落」跡で勉強会を開いた。合わせて集落跡周辺の環境整備も行い、明治時代の遺構である西川橋周辺の雑木を伐採した。

 万世大路は福島・山形の両県が整備を始め、1881年に開通した。昭和初期から改良され、国道13号整備に伴い昭和40年代に廃道となった。

 大滝集落は旅籠や運送で栄えたが、次第に衰退していき、昭和50年代に廃村となった。

 この日は保存会員ら約20人が参加。郷土史に詳しい守谷早苗氏が講師を務め、大滝集落の歴史や大滝鉱山などを紹介した。また、大滝集落出身者でつくる「大滝会」の須田信夫さん、渡辺文朝さん、佐藤勝則さんが昔の様子を語った。