福島土産に...規格外果物でハーブティー 元協力隊員と福大生開発

 
「福島の魅力発信とフードロス解消につなげたい」と意気込む大島さん(右)と対馬さん

 元田村市地域おこし協力隊の大島草太さん(26)は、福島大生と連携して規格外の果物を使った「ドライフルーツハーブティー」を開発した。本県の特産品として発信するとともに「フードロス」解消を目指している。

 大島さんは川内村産そば粉を使ったワッフル販売などに取り組んでいる。活動を続けているうちに農家とのつながりができ、「色や形が悪かったりして、市場に出せない果物を何とかできないか」と相談を受けるようになった。「味に問題はないのに、もったいないと思った」と大島さん。

 福島大のフィールドワーク「むらの大学」で大島さんが講師を務めたことが縁で、今年3月から学生と商品開発に取り組んだ。田村市などの耕作放棄地でハーブを育て、農家から集めた規格外の果物を乾燥させて配合するなど試行錯誤を重ねた。

 商品はリンゴやモモ、イチゴなどの種類がある。価格は1缶5パック入り880円。パッケージには県内各地の風景をデザインした。ブランド名は「TEA&THINGS(ティー・シングス)」で、「お茶を飲んで地域を知る」という意味を込めた。

 今月上旬には東京都内で開かれたイベントに出品した。売り子として参加した福島大食農学類の対馬楓菜さん(3年)は「福島ならではの果実があることを伝えることができた」と手応えを語った。19日には県観光物産館(福島市)で開かれる「あぶくまフェア」に出店する。その後、オンラインショップや県内カフェなどで販売する予定。

 大島さんは「福島を代表する土産の一つにしたい。お茶を飲んでゆったりと、本県の風景や農家に思いを巡らす時間を過ごしてほしい」と話している。