趣味は人生を豊かに われら県警OB芸術家、福島で初の3人展

 

 県警OBで芸術活動に取り組む斉藤英明さん(87)、菊池忠さん(70)、佐々木幹成さん(65)は25日から、福島市のコラッセふくしま5階で初の三人展を開く。斉藤さんは木彫り、菊池さんは絵画、佐々木さんは版画を出品する。3人は展示会を通じ「人生を豊かにする趣味の大切さを伝えたい」と話している。29日まで。

 3人は福島市在住で、斉藤さんと菊池さんは刑事部長、佐々木さんは鑑識課企画指導係長を務めて退職した。斉藤さんは同市笹谷団地町会顧問、菊池さんは福島地区警友会長、佐々木さんは鑑識課企画指導係指導員を務めている。

 斉藤さんは退職後に郡山市内の版画家に技法を学んだ後、独学で木彫りの技術を習得し、自宅アトリエで創作活動を続ける。

 菊池さんも退職してから福島市清水学習センターの絵画教室で指導を受け、昨年度の県シルバー美術展洋画の部で知事賞を受賞するほどの腕前だ。

 佐々木さんは、いわき市での勤務時代に版画家から指導を受けた。2015(平成27)年から福島版画研究会副会長として研さんを積み、日本版画会展で3回入選した実績がある。

 個々人で創作を続けてきた3人だったが、作品発表の場を設けようと意気投合して三人展を企画した。斉藤さんは額縁やテーブル、ゴルフバッグなど、菊池さんは水彩画や油彩画、佐々木さんは横1メートルに及ぶ作品など総数50~55点が会場に並ぶ予定だ。

 県警時代はなかなか趣味の時間がつくれなかった3人だが、現在は趣味を通して友人も増えたという。斉藤さんは「人生100年時代といわれる中、退職してからも趣味を楽しんでいることを伝えたい」、菊池さんは「絵画を通じて風景を見る目が変わってきた。趣味を通して人とのつながりが増えた」、佐々木さんは「警察内部だけではできない友人ができた。人生を豊かにする上で趣味は大事」と話している。

 三人展の開催時間は午前10時~午後5時(最終日は正午)。

221121news701-4.jpg(写真右から)斉藤英明さん、菊池忠さん、佐々木幹成さん


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木彫りで作った斉藤さんの作品「ゴルフバッグ


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菊池さんの作品


221121news701-3.jpg佐々木さんの作品