歌劇で被災地復興支援 元タカラジェンヌら、国見で2年越し舞台

 
主催したHuuug代表理事の妃乃さん

 元タカラジェンヌらによるステージショー「エンターテイメントショー福島」は20日、国見町の観月台文化センターで開かれた。2020年4月に同町でミュージカルショーを開催予定だったが、新型コロナウイルス禍で中止となり、2年越しの開催。

 主催した一般社団法人Huuug(ハーグ)代表理事で元月組の妃乃あんじさんは「多くの縁があって無事に開催できた。心から感謝している」と話し、仲間と共に復興への思いを歌や言葉に乗せた。

 妃乃さんは月組娘役として9年間舞台に立ち、退団後は被災地の復興支援活動を各地で展開。子どもたちが夢と心を育み、力強く成長できるよう願いを込め、心に寄り添う舞台を届けている。

 ショーは2部構成で、1部では元月組の美翔(みしょう)かずきさん、彩星(あやほし)りおんさん、煌海(きらみ)ルイセさんらが宝塚歌劇で人気を誇る演目「ベルサイユのばら」や「エリザベート」などの豪華レビューステージを披露。ステージを華やかに彩った。

 2部では元宙組娘役トップスターの陽月(ひづき)華さんや、元星組で郡山市在住の真灯(まとう)かなたさん、昨年の東京パラリンピック開会式で国歌を披露した全盲のシンガー・ソングライター佐藤ひらりさんらが出演。陽月さんは佐藤さんの伴奏で福島民友新聞社が販売する絵本「ぼくのうまれたところ、ふくしま」を朗読し、陽月さん自身の言葉で復興へのメッセージも寄せた。

 一日限りの3時間を超える豪華ステージに会場は満員。歌やダンスで観客を引き込み、魅了した。

221122news701-1.jpg華やかなステージを披露した出演者