オールラウンダー理容師に...二本松の大友さん、理美容甲子園3位

 
全国3位となる銅賞を受賞した大友さん

 大阪府で1日に開かれた全国理容美容学生技術大会(理美容甲子園2022)の理容ミディアムカット種目で東北代表として初出場した郡山理容学校2年の大友駿之介さん(20)=二本松市=が、3位となる銅賞を受賞した。県勢の同大会での入賞は初めて。大友さんは「1位を目指していただけに悔しさも残るが、結果を出せてほっとした」と笑顔を見せた。

 大友さんの実家は2代続く理容店。幼い頃から理容師の父や母の姿を見てきたこともあり、「気が付いた時には理容師を目指していた」という。同校入学後は新型コロナウイルス感染の影響で大会の中止などが相次ぐ中、「基礎を磨く」ことを目標にひたむきに努力を重ねた。

 3年ぶりの大会開催が決まると、4月から猛特訓を開始。30体以上のマネキンのウィッグ(かつら)で練習を重ねた。

 カットスタイルに悩む時期もあったが、精神面で支えてくれた父正一さんや技術指導をしてくれた母まち子さん、共に切磋琢磨(せっさたくま)した仲間と積み上げてきた技術を信じて大舞台に臨んだ。

 大友さんが出場した同競技の課題は「30分以内に七三分けの髪形を仕上げる」こと。「会場で一番きれいに仕上げた自信があった」と語るように、大会本番では生え際から頭頂部にかけてグラデーションを作る「ぼかし」や、髪につやを出すセットなど、これまでの練習で確立した自分のスタイルを披露した。

 「理容師の一歩として貴重な経験になった」と大友さん。2月からは国家試験が控えている。「オールラウンダーな理容師になる」という夢の実現に向け、新たな一歩を踏み出す。