科学技術や国際理解...県中高生論文 「野口賞」「朝河賞」決まる

県教委は30日、科学技術や国際理解に関する優秀な論文を書いた県内の中学、高校生をたたえる「野口英世賞」と「朝河貫一賞」の受賞者を発表した。
本年度の最優秀賞は計3件で、科学技術論文の野口英世賞は菅野幹人さん(福島二2年)=中学校個人研究の部、国際理解論文の朝河貫一賞は渡部未来さん(若松五3年)=中学校の部、中村文彬さん(会津学鳳1年)=高校の部=が選ばれた。
菅野さんは、世界に一つだけの赤バラを作ろうとバラの交配に挑戦した。花粉の採取や授粉作業、花の選抜などを論文にまとめ、バラ10種を誕生させた。
渡部さんは、ロシアによるウクライナ侵攻を踏まえ、世界の話を身近なこととして捉え、自分にできる取り組みなどについて書いた。
中村さんは、立場が違う人同士のコミュニケーションで生じる対立をテーマに、個人としての多様性への向き合い方などを論じた。
表彰式は来年1月に福島市で行われる。
【野口英世賞】
◇中学校 ▽優秀賞・個人研究=守谷史佳(福島大付1年)掃部夏央(大鳥3年)▽入選・個人研究=長南晴矢(福島大付1年)幡野太珂(赤井1年)▽優秀賞・共同研究=葛尾
◇高校 ▽優秀賞・個人研究=木村学人(福島3年)伊東優汰(安積3年)▽優秀賞・共同研究=会津学鳳SSH探求部生物班▽入選・共同研究=福島SS部人工宝石班、会津学鳳SSH探求部生物班
【朝河貫一賞】
◇中学校 ▽優秀賞=二瓶穂香(福島大付3年)康華奈(郡山ザベリオ学園3年)稲垣凜(同3年)渡辺唯名子(高田3年)▽入選=星理緒(福島大付3年)高木結衣(大野3年)
◇高校 ▽優秀賞=平井イナム(福島南1年)吉田颯希(安積黎明2年)大杉春花(原町3年)安島蓮(磐城1年)高崎和奏(磐城緑蔭1年)▽入選=鴫原侑希(福島東2年)大桃さやか(田島2年)
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