ほんとの空...古里の情景たっぷり 来春開校・二本松実業高の校歌

県教委が8日発表した二本松実業高(二本松市)の校歌には、豊かな歴史と文化があり、美しい自然を持つ二本松市の風景が表現されている。同校は県立高校改革の一環で二本松工と安達東が統合して来春開校する。
校歌は、両校の伝統を受け継ぎながら、機械システム科や生活文化科など専門的な知識を学ぶ学校の生徒として、地域社会と共に未来へ向けて歩んでいく生徒を表現した。
歌詞は校歌制作委員会が決定し、「安達太良山」「阿武隈川」「睡蓮(すいれん)」など、二本松市の景色をイメージさせる言葉が登場する。4番まであり、「現在(いま)を生きる これからの人」、「創ろう未来 つなごう心」など前向きな言葉を共通の歌詞に仕上げた。
作曲は、富岡小、富岡中の校歌の作詞作曲などを担当した福島市ゆかりの音楽家・大友良英氏が手がける。
◇二本松実高校歌◇
1番
空の青さに 陽(ひ)の光
榎戸(えのきど)の丘 一瞬(とき)の風
力漲(みなぎ)り 舞う砂けむり
現在(いま)を生きる これからの人
創ろう未来 つなごう心
いつの日か 遥(はる)かな夢を ほんとの空に
2番
白く聳(そび)える 故郷(ふるさと)の
安達太良山の 季節(とき)の雲
掌(てのひら)見つめ 歯を食いしばり
現在(いま)を生きる これからの人
創ろう未来 つなごう心
いつの日か 明日(あす)を探して ほんとの空に
3番
瞳に映る 煌(きら)めきは
阿武隈川の 悠久(とき)の色
その身に宿る 手業の実り
現在(いま)を生きる これからの人
創ろう未来 つなごう心
いつの日か 希望を胸に ほんとの空に
4番
睡蓮(すいれん)の花 微笑(ほほえ)ほほえんで
霞(かすみ)が池に 青春(とき)の影
まっすぐな道 どこまでも往(ゆ)き
現在(いま)を生きる これからの人
創ろう未来 つなごう心
いつの日か 生きた証(あかし)を ほんとの空に
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