建具技術生かし「菊花日本一」 いわきの井出さんに総理大臣賞

 
「さらに技術を磨いていきたい」と意気込む井出さん

 いわき市のいわき菊友会顧問井出治吉さん(71)は、第58回全日本菊花連盟全国大会で最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した。初の日本一に輝いた井出さんは「一生懸命手をかけた。結果が付いてきたと感じている」と受賞を喜んでいる。

 井出さんは、45歳の頃に知人から菊の苗を譲り受けたことがきっかけで菊作りを始めた。建具屋を営みながら菊の世話に励み、いわき菊友会を友人らで発足させるなど魅力発信にも努めている。

 同大会に向けて今年1月から土作りを始め、水や肥料に注意を払いながら丹精して菊を育てた。井出さんは「仕事で培った持ち前の器用さが菊作りにも生かされたのではないか」と振り返る。

 大会は11月10日、静岡県伊豆の国市で開かれ、12部門32種目に全国の菊花愛好家130人から約470点が出品された。井出さんは「だるま作り・厚物」種目で「国華金山」が内閣総理大臣賞、「福助作り・厚物・厚走り」種目で「国華越山」が3位相当の厚生労働大臣賞を受けた。国華金山は、大きさや形、花弁の組み方などが評価された。

 井出さんは「来年の大会に向けてさらに技術を磨いていきたい」と意気込んでいる。

221215news701-1.jpg内閣総理大臣賞を受けた「国華金山」