極秘指令...宇宙人も集まるまちづくり⁉ UFOの里振興で福島市

 
サングラス姿で木幡市長(左から2人目)から辞令を受けた近野さん(同3人目)

 未確認飛行物体(UFO)で地域をにぎやかに―。「UFOの里」として知られる福島市飯野地区を拠点に観光・地域振興に取り組む「地域おこし協力隊」に、同市飯坂町出身で元旭化成社員の近野哲さん(61)が任命された。近野さんは「UFOを生かした地域活性化に尽力し、古里に貢献したい」と意気込む。

 近野さんは福島高、早大商学部卒。旭化成に入社し、繊維関連業務に長く携わり、繊維マーケティング室長などを務め、11月に退職した。住んでいた大阪から飯野地区に居住することになる近野さんは「第2の人生は古里・福島で過ごすと決めていた。前職で築いた経験を生かし、飯野のプロモーションを展開したい。まずは飯野の方々に知ってもらうところから始めたい」と気合十分だ。

 活動では、飯野地区にある多目的施設「UFOふれあい館」内にあるUFO研究所の管理運営や情報発信のほか、同館を拠点とした交流人口の拡大に取り組む。また、UFOの里の魅力を国内外に発信し、地域住民と連携してイベント企画なども手がける予定だ。飯野地区の地域資源を活用した新たなアイデアでの事業展開も図りたいという。

 1日に行われた辞令交付式では、エージェントになりきりサングラス姿となった木幡浩市長や飯野地区関係者が市役所に集結。木幡市長が「極秘指令書」と銘打った辞令を手渡し、「地球人も宇宙人も集まるまちづくりを推進してほしい。やるからには徹底してほしい」と"初指令"を下した。

 「まだUFOの気配は感じていないが、責任の重さは感じた」と近野さん。真剣な表情をみせ、未知の世界へと踏みだした。