かわいい!大堀相馬焼ガチャ大人気 相双地方の魅力...箸置きに

大堀相馬焼の箸置きが入ったカプセル自動販売機「ガチャガチャ」の人気が広がっている。相双地方12市町村の道の駅などで11月に発売を始めたが、各地で売り切れの状態となっている。お得に伝統工芸品を購入できる手軽さや、かわいらしいデザインが好評を呼び、ヒット商品となった。
箸置きは、相馬市の「トラフグ」、川内村の「カエル」、大熊町の「イチゴ」、富岡町の「桜」など。市町村の特産品に応じ12種類ある。12市町村の周遊につなげようと、県相双地方振興局が企画した。
「レア」宿泊割引券も
1回300円で、硬貨を入れ、ダイヤルを回すとカプセルが出てくる。中身を空けると箸置きのほか、割引券がセットになっている。割引券は12市町村のいずれかで利用でき、"レア"な宿泊割引券もある。
箸置きは、大堀相馬焼協同組合の3窯元が2400個を共通の型で手作りした。売り切れが相次いでいることを受け現在、1200個を増産中という。
道の駅南相馬(南相馬市)で3個購入した同市の40代女性は「ありそうでなかった。トラフグと桜の箸置きがかわいい」と笑顔を見せた。同振興局によると、28日ごろから各施設で補充が始まる見込みだ。
大堀相馬焼協同組合の担当者は「想像以上の反響」と驚く。東京電力福島第1原発事故の影響で窯元が町外に移転するなど苦境も続くが「普段使わないカラフルな色合いも表現した。これを機に、大堀相馬焼に触れてほしい」と話した。岸孝志県相双地方振興局長は「一緒に入っている割引券も使って、相双地域を巡り、魅力に触れていただきたい」とPRした。
- 「サクマ&ピース」第3弾、3月4日から放送 全4回
- いわきの元銀行マン作「支店長、大変です!」 自費出版特別賞に
- もう一つの居場所...郡山でワーケーション、市が魅力PR動画制作
- 躍動感...「魔法の足」が生み出す絵画、鏡石の森さん 初の個展
- 会津の観光地、訪日客で活況 新潟―台湾の空路再開、県事業も効果
- 観光誘客効果を期待、沿線に名所も 国道294号白河バイパス全通
- ふたば自動車学校の「産業機械講習所」2月7日開所
- 県内11会場で確定申告相談会 23、24日、東北税理士会県支部
- 「ZTF彗星」って何? 田村・星の村天文台、観望会で解説
- いわきでファンと交流 「すずめの戸締まり」新海誠監督がサイン会