Jリーグで飛躍誓う 尚志高卒の吉田さん、モンテディオ山形内定

尚志高卒で、来季にサッカーJ2モンテディオ山形への加入が内定している山梨学院大4年のDF吉田泰授(たいじゅ)さん(22)=郡山市出身=は「高校の後輩が自慢できる選手になれるよう飛躍したい」と意気込みを見せる。
吉田さんは小学1年の時に地元のスポーツ少年団でサッカーを始めた。小学5年から尚志のサッカースクールに通い、中学生になるとSHOSHI U―15(旧ラッセル郡山)で技術を磨いた。高校3年間はサッカー漬けの毎日だった。3年時には全国高校サッカー選手権大会に出場し、1学年下のFW染野唯月さんらと全国3位に輝いた。「選手権の舞台で全国制覇という目標に向かえたことは人生の思い出」と振り返る。
しかし大学の4年間はけがに苦しんだ。昨年8月の総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの1回戦で股関節の骨を折る重傷を負い、チームを離脱。チームは全国3位に輝いたが、プロ入りを目指していた吉田さんはJリーグのスカウト陣へのアピールの場を失い、夢を諦めかけたという。
そんな中、今年5月にモンテディオ山形の練習会に参加する機会を得た。そこでクラブ関係者に伸びしろを買われ、内定をつかんだ。
来季から同じJ2で戦ういわきFCに、高校時代の同級生の河村匠選手(大阪体育大)と加瀬直輝選手(流通経済大)が入団する。吉田さんは「いわきがJ2に昇格したことで地元の福島で対戦できることがうれしい。2人に負けたくないが、まずはチームが勝てるようにがむしゃらに走りたい」と話す。
吉田さんは今月、母校を訪れ、仲村浩二監督らに内定を報告した。仲村監督によると、郡山市出身で尚志のジュニアユースで技術を磨いた選手がプロ入りするのは初めて。「僕たちがやりたかったことを彼が体現してくれた。プロの世界は厳しく、まだスタートラインに立っただけ。これから活躍する姿を見せてほしい」と教え子に期待した。
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