只見線の魅力知って 小野川さん紙芝居制作、歴史や自然を描く

 
完成した紙芝居をプロジェクターで町民にお披露目した小野川さん

 JR只見線の全線での運行再開を記念して、小野川三四さん(74)=長野県在住=が、只見線の歴史や自然美を描いた紙芝居「只見線ものがたり 会津編」を制作した。小野川さんは「子どもたちに只見線の魅力をもっと知ってもらう機会になれば」と思いを語った。

 小野川さんは新潟県魚沼市出身。幼少期から只見線を利用しており、学生時代には只見町にある田子倉発電所で研修を受けたこともあった。東京都などで郵便局員や商業施設の管理者を務めた小野川さんは退職後の2021年8月に、只見駅前で行われた只見線の全線開通50周年記念式典に参加した際、沿線の美しい風景や歴史を後世に残せないかと思い立った。

 長年、趣味で絵を描いていた小野川さんは町関係者と相談して紙芝居の制作を開始。町に通って町民に取材したり、風景を撮影したりした。完成した紙芝居は昨年11月に町の文化祭でお披露目された。柔らなタッチで描かれた紙芝居には、電源開発の歴史や11年に襲った豪雨災害、全線再開通に向けた町民の思いを投影した。

 小野川さんは「沿線地域の発展を願う。只見線に関わる人たちに元気が届けばうれしい」と話した。

 紙芝居は町に寄贈され、町内の小中学校で活用される。