自作こけし、二十歳の卒業生に 土湯小、6年生時の作品懐かしむ

 
こけしを受けた加藤さん(右から2人目)と渡辺さん(同3人目)

 本年度で二十歳となる福島市の土湯小の卒業生への「こけし引き渡し式」が7日、同市で行われた。新型コロナウイルス禍を受け3年ぶりの開催で、6年生時に卒業制作したこけしを受け取った2人が当時を懐かしんだ。

 郷土愛や愛校心を育む同校の伝統行事。2人は加藤春乃さんと渡辺光希さんで、2014年度に卒業した。同校は18年度に休校後、19年度に閉校したが、土湯温泉町地区自治振興協議会が行事を引き継いできた。

 式では、同協議会の陳野原幸紀会長と土湯温泉観光協会の加藤貴之会長が祝福の言葉を述べ、2人にこけしを手渡した。

 加藤さんは「当時は大きいと思っていたこけしが小さく感じる」、渡辺さんは「6年生の時はまだ先だと思っていたが早かった。今後も毎日を無駄にせず生きていきたい」と述べた。2人には卒業時に書いた未来の自分への手紙も渡された。引き渡し式は最後の卒業生まで続けられるという。