出初め式彩る鏡石中生の演奏 吹奏楽部、消防団と見事な競演

 
ラッパ隊と演奏を繰り広げた生徒たち

 鏡石町の鏡石中吹奏楽部の1、2年生7人は4日、町消防団に1日限定で体験入団した。生徒は同日行われた町消防団の出初め式に参加し、団のラッパ隊と一緒に演奏を繰り広げた。町によると、町消防団の出初め式に地元中学生が参加するのは初めて。

 体験入団は、中学生の参加を通じて地域の若者らに消防団活動への関心を持ってもらう目的で町消防団が企画した。同校吹奏楽部は昨年12月ごろから出初め式で演奏する曲の練習に取り組んできた。

 生徒たちは体験入団の辞令交付を受けた後、敬礼などのプログラムに合わせて演奏を披露した。ラッパ隊との合同練習は本番までに1回のみだったが、息の合った演奏で雰囲気を引き締めた。

 トロンボーンを演奏した同部部長の皆川ゆいさん(2年)は「消防団は火事の時に出動することしか知らなかったが、式に出たことで活動に興味が持てた」と話した。親族に消防団員がいるパーカッション担当の添田裕希さん(1年)は「消防団は動きがきびきびしていて格好良いと感じた。今後もイベントなどで一緒に演奏したい」と語った。

 町消防団は、地元中学生の参加による団の活性化に期待する。団長の添田孝利さん(61)は「式への参加を通じて、生徒たちが団の活動や地域防災に理解を深めてくれたらうれしい。機会があればまた一緒に演奏してほしい」と力を込めた。