「作品で人の心動かしたい」 伊勢神宮奉納書道、川俣中生が最高賞

 
「人の心を動かせる作品を書き続けたい」と受賞を喜ぶ斎藤さん

 第61回伊勢神宮奉納書道展で、川俣中2年の斎藤ゆうあさん(14)の作品が最高賞の文部科学大臣賞に輝いた。斎藤さんは「受賞の知らせを聞いた時はうそかと思い、びっくりした。最高賞に選ばれてうれしい」と喜びを語った。

 境内の杉から着想

 同書道展には全国から1万8073点の応募があった。斎藤さんが出展した作品は「大樹の鼓動」の5文字。斎藤さんは「文字全体のまとまりが美しくなるように、つながりを意識して線をきれいに書いた」と振り返る。

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 斎藤さんの姉もおととし、同書道展で最高賞を受賞。斎藤さんは、姉が出席した伊勢神宮での表彰式に同行した際、境内に植えられた杉の木の太さや高さに大きな印象を受け、出展する作品の文字を決めた。

 左利きの斎藤さんだが、右手で作品を書けるように小学1年生から書道教室に通い、練習を積んできた。練習は土、日曜日を中心に行っており、午前9時ごろから始まり休憩を挟みながらではあるが、午後10時ごろまでに及ぶこともあるという。今回の書道展に向けては200枚ほどを書き上げ、納得のいったものを出展作品に選んだ。

 斎藤さんは「これからも最高賞を取れるように、人の心を動かせるような作品を書いていきたい」と抱負を語った。