蛇の御年始...息災願う 美里の伝統行事、子どもたちが家々を訪問

わらの蛇を持って地区内を巡る子どもたち
会津美里町雀林地区で100年以上続く伝統行事「蛇の御年始(ごねんし)」は7日、同地区で行われた。参加した子どもたちがわらで作られた大きな蛇を抱えて地区を回り、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。
蛇の御年始は町の重要無形民俗文化財。過去に水不足に苦しんだ際に、水の神とされる大蛇をわらで編んで祭ったのが始まりとされている。
この日は小学1~5年生7人が参加。地区にある法用寺の仁王門に1年間飾られていた長さ約5メートルの蛇を手に「ウォー」と威勢のいい掛け声を上げながら約80軒の家々を訪れた。蛇の口で住民の頭をかむことで今年1年の幸せを願った。
蛇は毎年、地区の大人によって雄と雌が交互に作られる。今年は雄の蛇を作り、仁王門に奉納した。
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