兄2人追い大相撲の世界へ 「大波3兄弟目標」郡山一中の清田さん

 
兄2人を追い出羽海部屋に入門する哲平さん。「大波3兄弟は目標」と話す

 全国中学校体育大会(全中)に出場するなど中学生力士として活躍する郡山市の清田哲平さん(15)=郡山一中3年=は2月にも、兄2人が所属する大相撲出羽海部屋に入門する。福島市出身で同じく3兄弟の関脇若隆景、小結若元春、幕下若隆元は憧れの存在。「『大波3兄弟』が目標。三役を目指して頑張りたい」と力を込める。

 三段目で長兄の清田(本名・清田純平、19歳)、序二段で次兄の清の花(本名・清田涼平、17歳)の背中を見て育ち、3歳で相撲を始めた。元幕下の父敦さん(53)が理事長を務める郡山相撲愛好会で腕を磨き、中学2、3年で全中に出場するなど力士としての実力を高めてきた。

 身長175センチ、体重90キロと一般的には恵まれた体格だが「全国では自分以上の体格の選手がたくさんいた」と哲平さん。自身の立ち位置を知り、厳しい環境を求め、兄2人と同様に中学卒業に合わせて相撲部屋の門をたたくことにした。

 取り組みの手本とするのは、出羽海部屋所属で力強い押しを得意とする元大関の御嶽海(30)。自身の相撲については「まだまだ型がない」と冷静に分析し、「押し相撲、四つ相撲どちらもできる力士になりたい」と成長を誓う。

 昨年12月に体験入門し、大相撲の厳しい世界の一端に触れた。「引き締まる思いがした」のと同時に兄の成長した姿を見て、自身もさらに強くなりたいと決意を新たにした。兄2人は、これからライバルにもなる弟に「頑張れ」とひと言で激励。敦さんは「結果も大事だが、まずは一生懸命にやってほしい」と末っ子を見守る。

 大波3兄弟とは相撲大会などを通じて幼い頃から交流してきた。大相撲での再会は夢だが、まずは実力を付けるのが第一と考えている。哲平さんは「番付で判断される厳しい世界。強い人たちとどんどん相撲を取りたい」と見据えた。