喜多方署管内、昨年交通死ゼロ 事故数、負傷者も前年減は同署のみ

 

 喜多方署管内(喜多方市、西会津町、北塩原村)の昨年1年間の交通事故発生状況(速報値)は、人身事故が48件(前年比7件減)、物損事故が934件(同88件減)、負傷者数が58人(同2人減)、死者数が0人(同4人減)だった。同署によると、死亡事故がなく、それ以外の3項目が減少した県内の警察署は喜多方署のみという。

 管内で交通事故が減少した要因について、佐藤祐一交通課長は「警察や交通団体の活動の成果が着実に出てきた。POLICE(ポリス)メールで地域住民が交通情報に関心を持ち、安全の意識が高まったことも考えられる」と分析。一方、高齢ドライバーによる人身事故は全体の約4割を占め、発生件数は過去5年間で2番目に多かった。佐藤課長は「大きな被害につながってもおかしくない事故もあった。年齢を重ねることで判断力が落ちる。運転に自信がない場合は免許返納も考えてほしい」と話す。

 管内は観光地があり、年間を通して交通量が多いのが特徴。同署は反射材やヘルメット、シートベルトなど歩行者やドライバー、自転車利用者が身を守るアイテムの着用を徹底することを重要視する。佐藤課長は「自分は大丈夫と思わないでほしい。自分を守ることや相手を傷つけないため、『最低限のマナー』を守ってほしい」と呼びかける。