震災時出会った自衛官のように 福島駐屯地、二十歳の隊員意気込み

二十歳の決意を述べる遠藤さん
陸上自衛隊福島駐屯地は13日、福島市の同駐屯地で二十歳を祝う会を開き、二十歳を迎えた隊員88人が社会人としての決意を新たにした。隊員を代表して4人が「二十歳の主張」を発表し、第44普通科連隊重迫撃砲中隊陸士長の遠藤彩華さん(相馬市出身)は「初心を思い出し、日々訓練と業務に精進し、職務にまい進していきたい」と誓った。
遠藤さんは小学2年生の時に、東日本大震災で被災。家族で体育館に避難した際に心の支えになったのが、食事の提供など支援活動を行う女性自衛官の存在だった。
優しさと頼もしさを兼ね備えたその女性自衛官の姿に「いつか自分も自衛隊員になりたいという憧れを持った」と思い返す。進学したふたば未来高ではサッカーに情熱を注ぎ、卒業後、迷わず憧れの自衛官への道を選んだ。
現在は重迫撃砲中隊で弾薬の補充や点検を行う。「厳しい訓練もやり遂げることで達成感がある。自分の役割を果たせるよう頑張りたい」と力強いまなざしで話した。
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