復興のあゆみも体感 働きながら家族旅行いかが、県が実証事業

 
テレワークの後、家族と共に観光に向かう高野さん(左)

 県は16日、いわき市で、復興の歩みを紹介する旅行企画「ホープツーリズム」と旅先で働く「ワーケーション」を組み合わせた実証事業を行った。今回は初めて家族参加型で実施し、参加企業の社員が働きながら妻子との余暇を楽しんだ。

 いわき、南相馬両市に拠点を持つタニコー(東京)本社営業部の高野真一郎さん(50)が、妻と次男と共に15日から2泊3日の予定で参加している。スパリゾートハワイアンズや塩屋埼灯台、いわき震災伝承みらい館を訪問するほか、家族が観光している間に高野さんがシェアオフィスで仕事をする場面もあった。

 普段からテレワークの機会が多いという高野さんだが、家族と仕事先で旅程を組んで行動するのは初めて。「家族との時間をしっかり取って働けるのはありがたい」と感想を話した。

 県は本年度から実証事業に取り組んでおり、関東圏の企業を中心に参加を呼びかけている。新年度も実証事業を続ける方針で、旅行商品の開発などにつなげたい考えだ。