「苦労報われた」 いわきの農家待望の金賞、米・食味分析鑑定コン

 
金賞と2連続入賞を喜ぶ園部さん(右)と安島さん

 いわき市でコメの有機栽培に力を入れている環境保全型農業研究会「農Limit(リミット)」会員の園部勝さん(63)は、第24回米・食味分析鑑定コンクール国際大会の栽培別部門(JAS・JAS転換中)に有機栽培のコシヒカリを出品し、最高賞の金賞に輝いた。7年前から出品を続けて待望の初入賞を果たし、園部さんは「今までの苦労が報われた」と喜びをかみしめている。

 コンクールは全国の生産者がコメの味と品質を競い合う国内最大級の規模の品評会で、今回は長野県小諸市で昨年12月2、3の両日に開かれた。1次、2次審査を経て、審査員が最終の食味審査を行い、投票で賞を決める。園部さんのコシヒカリは、つや、粘りなど口当たりの良さが高く評価され、最高賞を射止めた。

 園部さんは、いわき市勿来町で農産物直売所「そのふぁ」を営む傍ら、仲間と共に安全で安心なコメ作りを追求し、農薬や化学肥料に頼らない栽培技術を研究してきた。努力が実を結び「会津や中通りと比べ(気象などで)コメを育てる環境にハンディのあるいわきのコメが評価されてうれしい」と手応えを語った。

 前回のコンクールでは、農Limit会長の安島美光さんが同じ部門で特別優秀賞を受けており、会員が2年連続で入賞した。園部さんと安島さんは「連続入賞をきっかけに、いわきにも自然環境を考え、有機農業に取り組む農家がいることを知ってもらえれば」と期待している。

 ほかの本県入賞者

 コンクールでは本県から園部さんのほか、国際総合部門で内山正勝さん(天栄村)ら4人、小学校部門で熱塩小(喜多方市)が金賞に選ばれた。

 ◇国際総合部門 ▽金賞=内山正勝、芳賀育実(天栄米栽培研究会)吉成邦市(天栄村ブランド化推進協議会)三瓶鉄江(JA会津よつば西会津ミネラル有機栽培米研究会)▽特別優秀賞=田部義康(会津坂下町、アグリマネジメントコンソーシアム会津)小森美明(天栄米栽培研究会)

 ◇都道府県・海外地域代表お米選手権 ▽特別優秀賞=新妻良平(広野町、新妻有機農園)

 ◇大型農業法人部門(20ヘクタール以上) ▽特別優秀賞=神田忍(会津猪苗代カンダファーム)

 ◇栽培別部門(低・中アミロース米) ▽特別優秀賞=菅井大輔(喜多方市認定農業者協議会熱塩加納支部)

 ◇小学校部門 ▽金賞=熱塩小