なりすまし詐欺は許しません! 「温泉むすめ」ポリスに熱い期待

 
飯坂真尋ちゃん福北ポリスverのお披露目会で詐欺被害防止を呼びかける福島北署、飯坂温泉観光協会、福島学院大などの関係者

 福島市の飯坂温泉をモチーフに誕生した「温泉むすめ」のキャラクター「飯坂真尋(まひろ)」ちゃんが警察官の姿をした「福北ポリスver」は、温泉むすめと警察署が協力した全国初のケース。「なりすまし詐欺」被害は後を絶たないだけに、飯坂温泉の関係者も効果の広がりに"熱く"期待している。

 福北ポリスverを制作した福島北署によると、昨年は管内で5件のなりすまし詐欺被害があり、被害額は約1800万円に上る。被害に歯止めをかけようと浮上したのが、ファンが多い真尋ちゃんを活用した広報啓発で、飯坂温泉観光協会を通じて温泉むすめを運営するエンバウンド(東京)の紹介を受け、協力が実現した。

 飯坂真尋ちゃんプロジェクト実行委員長の和田一成さん(ほりえや旅館)は「真尋ちゃんはお年寄りでも知っている。いい取り組みで、話題になるだろう」と期待した。

 広報グッズも作成

 広報啓発活動に役立てるため約600枚を作製した温泉タオルのデザインを手がけた福島学院大情報ビジネス学科1年の荻野愛生(まお)さん(18)は「祖父が被害に遭いそうになった経験もある。地域の防犯活動を盛り上げるのに役立てばいい」と話した。

 同温泉で17日に行われた広報啓発キャンペーンで温泉タオルを受け取った山形県東根市の男性(28)は「まさかのコラボ。山形でもこうした取り組みがあればいいのだが」と笑顔を見せた。