コロナ収束願い特大アート作成 湯川、勝常小6年生が描く

薬師如来坐像の特大アートを描いた勝常小の6年生
湯川村の勝常小の6年生12人は、新型コロナウイルスの収束を願い、学校近くの勝常寺に安置されている薬師如来坐像をベースとした特大アートを完成させた。「希望ARTプロジェクト」と題して取り組んだ。病気を治し、災いを収めるとされる仏の絵には「コロナで落ち込んでいる人が私たちの作品を見て希望を持って生活できるように」との思いを込めた。
児童は本年度の総合的な学習の時間にコロナ禍で自分たちができることを考え、自分たちが得意で好きな絵を描くことで見る人に明るい気持ちになってもらおうとプロジェクトを進めた。「明けない夜はない」「ずっと悪い事ばかりが続くわけではない」などの思いを表現しようと、縦2・7メートル、横3・6メートルのシートには薬壺(やっこ)と呼ばれるつぼを持った薬師如来坐像をアクリル絵の具で色彩豊かに描いた。小さな円には村内の小中学校から募集した「コロナが落ち着いたらしたいこと」が書かれている。
アートは学習発表会や村の産業文化祭で披露され、アートの印刷物は勝常寺に飾られた。
星空夢(らむ)さんは「家族やほかの人にも『すごいね』と喜んでもらえた。もっといろんな人に見てもらいたい」と、学校に掲げられたアートを見ながら語った。担任の佐藤信野教諭は「子どもたちは、たくさんの人に元気を与えられることがないか真剣に話し合った。みんなの思いが形になった」と話した。
- 大河ドラマに天海大僧正を 会津美里観光協、地元出身で家康の側近
- 移住のサポートお任せ 福島、専門スタッフが各種相談に応じる
- 茶道具を展示販売 小野美術、郡山で6日まで
- 「南相馬産」配膳ロボ始動! 地元のとんかつ店、人手不足カバー
- 迫力満点!プロの技 なみえ創成小中でバスケ教室、児童ら歓声
- 幸運の女神、バレンタインジャンボPR 1等と前後賞合わせ3億円
- 「六酒蔵酒粕ジェラート」最高賞 県産品デザイン審査、ロゴ活用
- おみやげ総選挙...ままどおる、あだたらラーメン2位 東日本高速
- 巨大紙風船、富山のイベントに出品 南相馬・石神、鹿島両中生徒
- 福島学院大に生理用品贈る 福島のNPO「困っている学生の力に」