競輪養成所に合格 平工の山崎選手、才能と実力...さらなる高みへ

日本競輪選手養成所の入所試験に合格した山崎歩夢選手(平工3年)は「高校1年から目指していたので、現役合格できて良かった」と喜んだ。山崎選手は自転車競技のナショナルチームの強化指定選手に選ばれている。養成所で練習を積み「オリンピックを目指すか、プロの競輪選手になるか決めたい」と力を込める。
山崎選手は東日本大震災後、家族で沖縄県に避難していたが、高校進学を機に地元いわき市に戻った。父・芳仁さんはGIレースで優勝経験がある競輪選手。父親の影響もあり、高校入学と同時に自転車競技を始めた。
最初は日々の練習に付いていくことに必死だったが、「自転車競技で日本一になりたいという思いが強かった」。平日は自主練習も含め1日6時間の練習に励んだ。豊富な練習量と天性の才能で実力をつけ、1年時からJOCジュニアオリンピックカップのU17スプリントで優勝するなど快進撃を続けた。
昨年10~12月にかけて受験した養成所の入所試験で、1キロと200メートルの基準タイムを満たすなどして合格した。養成所は通常、5月から翌年3月までの10カ月間入所するが、山崎選手は養成所内の記録会で好成績を残して、来年1月のプロデビューが可能な早期卒業を目指す。
養成所では、ナショナルチームの練習に取り組みつつ、集団生活で精神力を養いたいと考える。自身の強みは「トップスピードとそこに至るまでの加速力」と話す山崎選手。「新しい技術と知識を吸収していきたい」とペダルをこぎ続ける覚悟だ。
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