マチュピチュと交流再開を誓う 押山大玉村長がオンライン懇談

 
マチュピチュ村の担当者とオンラインで懇談する押山村長(左)

 大玉村の押山利一村長は25日、友好都市協定を結ぶ南米ペルーのマチュピチュ村のソニア・アンコ村長代理とオンラインで懇談した。マチュピチュ村のエルビス・ラ・トーレ村長らを大玉村に招待する計画を説明し、両村の交流再開を誓った。

 大玉村は2023年度内にエルビス村長らを招待する計画で、3月議会に関連予算を提出する方針。今後、オンラインでエルビス村長と話し合いの場を設け、具体的な日程や内容を詰める。

 押山村長は「マチュピチュ村との友好が深まることを願っている。村長との懇談も実現したい」と話し、ソニア村長代理は「交流を楽しみにしている」と語った。

 両村は大玉村出身の故野内与吉がマチュピチュ村の村長を務めた功績が縁で、2017年に友好都市協定を結んだ。一方、その後は新型コロナウイルス感染拡大などの影響で連絡が滞り、交流事業などは中断していた。

 今回、大玉村が支援し、マチュピチュ村にクリスマスプレゼントを贈る活動をしている東京都の片山慈英士(ジェシー)さんが仲介役となり、両村の交流再開に向けた懇談が実現した。