広島・福山通運、郡山西部第1工業団地の土地取得 25年操業へ

 

 郡山市の郡山西部第1工業団地に配送・流通センターを整備する福山通運(広島県)と市は15日、土地売買契約を結んだ。10月に着工し、2025年1月の操業開始を目指す。

 子会社である南東北福山通運郡山支店(郡山市)の建屋が昨年3月の地震で被害に遭ったため、支店機能の移転も含め配送・流通センターの整備を決めた。団地の約2万9010平方メートルを取得し、延べ床面積約1万5千平方メートルのセンターを建設する。操業後3年間で、地元を含む35人を新規雇用する見通し。

 市役所での締結式で、小丸成洋(しげひろ)社長と品川萬里市長が契約書に署名した。小丸社長は「郡山市の近隣住民を採用できる強みがある。市場性もあるので取り組みを進めたい」と述べた。長原永寿専務執行役員、南東北福山通運の小林哲平社長が同席した。