馬との触れ合い大切に 南相馬・小高小児童、文化継承へ乗馬体験

 
乗馬体験でポニーと触れ合う児童=15日、南相馬市小高区・小高中部運動場

 南相馬市は15日、同市で、小高小児童を対象に馬との触れ合い学習を行った。相双地方に息づく人馬共生の文化継承が狙いで、児童が乗馬するなどして馬と触れ合った。

 国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」などを生かした魅力発信に取り組む「うまのまちPR事業」の一環。昨年7月に行われた野馬追の出場騎馬数は337騎で約50年ぶりに350騎を下回っており、子どもの頃から馬と触れ合う機会を増やそうと、青少年育成事業などを行う「ハーモニィセンター」(東京都)の協力で初めて実施した。

 この日は4~6年生約30人が乗馬や餌やりなどを体験。高橋虎太郎君(6年)は「バランスを保つのが難しかったが、久々に乗馬して楽しい」と笑顔を見せた。16日には原町二小でも行う予定。