厚生労働省は若者の採用や育成に積極的で雇用管理が優良な中小企業を対象とした「ユースエール認定制度」で、医薬品製造業のバルサン（矢吹町）と一般産業用機械・装置製造業のルービィ工業（会津美里町）を認定した。１６日、福島労働局で認定通知書の交付式が行われた。

　バルサンは職位を多く設けて若者を工場の責任あるポジションにしやすくするなど人材育成を図り、有給休暇を安心して取得できる環境も整えている。

　ルービィ工業は必要な教育を行ってから配属しているほか、配属後に教育担当者をつけて丁寧な指導を実践している。時間外労働削減にも取り組んでいる。

　河西直人局長がバルサン福島工場の房崎和夫副工場長とルービィの守屋進社長に認定通知書を手渡した。房崎副工場長は「女性が働きやすい環境も整備したい」、守屋社長は「働いて良かったと言えるような企業にしていく」と述べた。